2019年2月20日カテゴリー:

2019年度センター研究大会について(報告)

2月20日大会当日は,天候にも恵まれ,県内外から300名の教育関係者が出席され,「2019年度山梨県総合教育センター研究大会」を開催することができました。
開催行事では,主催者代表挨拶に引き続き,センター研究に関する基調提案を行いました。
特別講演では,山梨県立図書館長金田一秀穂先生から「言葉と教育」と題して,ご講演をいただきました。先生から「言葉は考える道具である」という,教育関係者が改めて「言葉」の大切さを認識する金言をいただき,新たな視点を得る講演になりました。
今年度のポスター発表では,センター指導主事が各研究領域の内容等を17のブースに分かれて発表しました。研究協力校の先生方にも,センター指導主事と一緒に,協同研究の成果を発表していただきました。参加者からは,来年度以降の校内研究の参考になったという声が寄せられました。
ポスター発表に引き続き,各研究領域のテーマに基づいて,ラウンドテーブルを行いました。多くの参加者より,「校種を超えた話し合いにより,有意義な時間を過ごすことができた。情報共有だけでなく,勇気をもらえた。」という感想をいただきました。
参加者アンケートで,センターが研究協力校に果たす役割について,質問をいただきました。今年度は,全指導主事による協同研究体制に移行し,「実践的な学校支援」を積極的に行ってきました。この2年で一定の成果を得られたと自負しており,この協同的な取組が参加者の皆様を通して,現場の先生方に広がることを期待しております。詳しくはホームページ上の「研究紀要」を参考にしてください。また,ポスター発表では「聴きとりにくかった」という感想がありましたので,よりわかりやすくお伝えできるよう,来年度に向けて,プレゼンテーション形式や会場等を見直し,指導主事の資質向上を目指していきます。
さらに,感染症に対する危惧をいただきました。国の指針の下,できうる限りの対応をしながらの開催を決定いたしました。今年度の開催につきまして,ご理解いただき,感謝申し上げます。ただし,来年度の課題として開催時期を鑑みますと,事前啓発を含めて,感染症対策をより一層講じていきたいと考えております。
令和2年度も先生方のお声をいただきながら,センター研究が,実践的な学校支援の一助となるよう努めていく所存です。