2020年2月20日カテゴリー:

令和2年度センター研究大会について(報告)

令和2年度山梨県総合教育センター研究大会の開催にあたりましては,多くの皆様のご理解とご協力をいただきありがとうございました。新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から,初めてのオンライン配信での開催となりましたが,200を超える接続をいただきました。また,オンライン接続環境等の関係から,本センターに参集いただいたり,所属内で多くの方で同時にご覧いただいたりするなど,様々なご協力のもと,多くの教育関係者の皆様のご参加をいただくことができました。

 

開催行事では,山梨県教育委員会を代表して嶋﨑教育監よりご挨拶をいただいた後,本センター廣瀬所長よりご挨拶をさせていただきました。また,基調提案とともに,令和2年度のセンター研究の概要と令和3年度の研究協力校の募集についてご説明いたしました。令和2年度のセンター研究については,各領域・チームのスライド資料を事前にホームページ上に公開するとともに,紙資料も配付をさせていただきました。アンケートにおいて「センター研究の内容がよく分かった」「校内研究会においても使用したい」などの声が多数寄せられ,一定の評価をいただくことができました。

 

特別講演では,ふじ内科クリニック院長 内藤いづみ先生から「読書から学んだいのちの原点~在宅ホスピス医からのメッセージ~」と題して,ご講演をいただきました。内藤先生のご経験に基づいたお話に,参加者の方々が自身の体験と照らし合わせ,人間として教師としての生き方について深く考え,新たな一歩を踏み出すきっかけになったという感想が多数寄せられました。

オンラインでの開催については,接続等についてご負担をお掛けしてしまいましたが,映像や音声の良さだけでなく,コロナ禍の中で安心して参加できたことや移動時間の削減を含めた参加時間についての利点について多くのご意見をいただきました。その一方で,研究発表やラウンドテーブルなどの意見交換の必要性と在り方について,次年度以降の課題としてご意見をいただきました。知のシンクタンク機能としての本センターの役割を果たすためにも,令和3年度の研究大会ではこれらの実現に向けて取り組んでいく所存です。

 

令和3年度も,全指導主事による協同研究体制のもと,「実践的な学校支援」を積極的に行ってまいります。先生方のお声をいただきながら,新たな時代に対応した総合的な支援に取り組んでまいりたいと思います。