2024年8月20日カテゴリー:

5008 楽しく学ぶ!考古学研修会

令和6年8月9日(金)、県立考古博物館と埋蔵文化財センターとの共催で、見学・講義・実習を組み合わせた研修会を開催しました。講師は、山梨県立考古博物館 学芸課 主幹 前川武宣先生と山梨県埋蔵文化財センター 調査研究課 副主査・文化財主事 久保田健太郎先生に務めていただき、考古博物館を活用した具体的な学習活動の内容や博学連携の方法について理解を深め、社会科・地歴科や総合的な学習の時間等に関する指導力の向上を図ることを目的に実施しました。博物館の見学を通して学習活動に生かす方法を学ぶことから始まり、博学連携の講義では、学校がやってみたいことを相談しながら一緒に授業を創っていくことができることを理解しました。また、職業体験の様子も紹介され、中学校の事例を知るとともに考古学に携わることについて考える場面もありました。土鈴づくりをメインにした実習では、校外学習等に活用できるプログラムを体験することができました。時代背景や他分野と絡めた興味深い説明により、子供たちが本物に触れることの大切さを改めて実感することができました。受講者の先生方には、今後まわりの先生方と情報共有し、考古博物館や埋蔵文化センターと連携しながら、より豊かな学習活動になるよう工夫していただきたいと思います。なお、出土品の梱包方法を体験しましたので、受講者が所属する学校への出土品(実物の土器)の貸出許可を得ました!