2024年8月2日カテゴリー:

ICT活用実践研究会Ⅰ「思考スキル」「思考ツール」の活用

令和6年7月30日、山梨大学教育学部 准教授 三井一希先生を講師としてお迎えし、「ICT活用実践研究会Ⅰ『思考スキル』『思考ツール』の活用」を開催しました。本年度より新設した研修会です。思考力の育成を図るための一つの手立てとして、「思考スキル」「思考ツール」についての理解を深め、その活用方法を学ぶことを目的に実施しました。三井先生には、「考える」ということに焦点をあて、「比較する」「分類する」「関連付ける」など授業の中の19種類の「考える」を紹介していただきました。また、考え方を示し補助するためのツールついて「ベン図」「バタフライチャート」などの「思考ツール」を提示していただき、受講者がオンラインホワイトボード(Figjam)で体験しながら、その活用方法について学ぶことができました。授業の中で、児童生徒に何を考えさせるのかが大切であり、その「考える」に関係する思考スキルを選び、対応した思考ツールを活用することを学びました。また、思考ツールは、ICTの「視覚化」「操作化」「保存性」「可塑性」といった特性や強みとの関連が深く、今以上にICT活用を推進していくことができると思います。児童生徒がよりよく、より深く考えることができるようになるための一つの手立てとして、「思考スキル」「思考ツール」が活用されればと思います。