2024年7月29日カテゴリー:

234 野外観察研修会

令和6年7月25日、早川町周辺において野外観察研修会を開催しました。この研修は、日本列島の地史や地質を学ぶ上で重要な峡南地域(早川・富士川沿岸)の地層・化石、糸魚川静岡構造線等を観察する臨地研修を通して、自然観察の方法について理解を深め、指導力の向上を図ることを目的に実施しました。受講者は総合教育センターに集合し、中型バスに乗車して早川町へ向かいました。バスの中では、講師の先生よりレクチャーを受け、それぞれの研修場所の知識を深めてから現地の観察をしました。研修では、糸魚川静岡構造線(新倉断層・湯島の露頭)の観察、小原島貝化石露頭観察、早川沿岸の地層観察と化石採取をし、受講者は、講師の解説を熱心に聴きながら観察をしていました。また、湯島の露頭では、北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界を自分の足で跨いで写真撮影をすることができました。「大自然の野外博物館」ともいえる早川町周辺の観察を通して、壮大な大地のドラマを感じた1日となりました。